<新型コロナ>2日間で57人感染…学級閉鎖 入間基地の職員、蓮田病院の患者、ホストクラブ客の知人も
県などは13日までに、新型コロナウイルスの感染者が新たに12日に31人、13日に26人の計57人判明したと発表した。内訳は県発表が37人、さいたま市が7人、川口市9人、越谷市2人、川越市2人。
これまでに確認された陽性者は1488人(チャーター便帰国者含む)、死者は67人。重症者は4人。感染者の指定医療機関への入院は58人、一般医療機関への入院は124人、ホテル療養は79人、自宅療養は31人。668人が退院し、療養終了は435人となった(13日午後5時現在)。
県によると、県管轄では12日に21人、13日に16人の新規陽性者が判明した。
12日に判明したのは久喜市の10代学生、蓮田病院に入院中の90代無職女性ら21人で、同病院の関係者は3人目。また、県教育局は12日、県南部地区の県立学校関係者1人の感染が分かり、13日から2週間程度、同校の1クラスを学級閉鎖にしたと発表した。濃厚接触者が約40人おり、PCR検査を行っているという。
13日に判明し、詳細が分かっているのは狭山市の空自入間基地勤務の20代公務員男性らいずれも20代の男女4人。12人は詳細を調査中。
県は同日、11日発表分の陽性者数、一般医療機関入院者数に誤りがあったとして訂正を発表した。
さいたま市によると、感染が判明したのは、12日がいずれも市内に住む20代の男性会社員ら男女3人。13日がいずれも市内に住む男女4人。
12日の20代男性はクラスター(感染者集団)が発生している越谷市のキャバクラで陽性の女性従業員の知人。50代の無職女性は既に感染が判明している50代男性の同居家族。もう一人の20代の男性会社員は感染経路が不明という。いずれも軽症。
13日の男女4人のうち、30代無職女性と50代パート女性は、同居家族に陽性者がいた。40代男性2人については感染経路を調べている。
県が12日発表した日高市の20代飲食業男性は、クラスター(感染者集団)が発生している大宮区のホストクラブの客として感染した30代飲食業女性の知人だった。
川口市によると、新たに感染が判明したのは12日が20代と50代の男女6人、13日が10~50代の男女3人。
13日に判明した会社員の50代男性、会社員の20代男性は12日に判明したパートの50代の女性の夫と息子。無職の10代女性は12日に判明した自営業50代女性の娘。3人とも容態は安定している。
川越市によると、新たに感染が判明したのは12日が会社員の20代男性1人、13日が会社員の30代男性1人。
20代男性は同居する50代父親が10日に感染が判明していた。30代男性は11日に医療機関を受診。12日に陽性と判明した。県内の職場には車で通勤し、感染経路は不明。
越谷市によると、13日に市内に住む20代会社員男性と50代自営業男性の感染が判明。いずれも軽症という。20代男性は感染経路が不明。50代男性は11日に発熱し、知人も陽性だった。