オープン直後に営業自粛…伊奈の銀座ライオン、再スタート ご当地グルメも用意、地域に愛される存在へ
伊奈町にある県民活動総合センター内のレストランがリニューアルオープンし、「INA KITCHIN by 銀座ライオン」として生まれ変わった。これまでの「コバトン食堂」は3月15日に営業を終了、内装などを一新し、イメージキャラクターもシェフの姿をしたライオン「伊奈吉」が新しく“就任”した。3月末のオープン間もなく新型コロナウイルスの影響で営業自粛となったが、休業中に店内のシステムを見直して、6月に再スタートした。
銀座ライオン(本社・東京都渋谷区)はさいたま新都心のけやきひろばなど県内5カ所でレストランを展開、「INA KITCHIN by 銀座ライオン」は6店舗目になる。メニューは、クラシックな洋食中心で、日替わりランチ(税込み850円)やオムライス(同)チキンライス(税込み800円)が人気。ご当地グルメとして秩父そば、埼玉産地粉を使ったうどん、天丼といった和食メニューも用意されている。もちろん生ビールなどアルコールも。
店長の林哲也さんは「これまでのライオンとは違うこともできそう。広い施設を利用していろいろ企画してみたい」と意欲を見せる。テラス席もあるため、サイクリストを呼び込もうと空気入れや工具キットを用意した。近いうちに自転車ラックも置く予定。
同センターはNPO活動や市民サークルなど生涯学習の拠点となっているほか、企業、団体などさまざまな研修施設として利用されている。宿泊もできるため、レストランの役割も大きい。
指定管理者の公益財団法人いきいき埼玉施設利用課長犬木宏則さんは「地域に愛されるレストランとして伊奈のシンボリックな存在になってもらいたい。銀座ライオンのブランド力に期待している」と話す。
営業時間は、朝食午前7時半~同9時(予約制)、昼食午前11時~午後3時、夕食・宴会は午後5時~同9時(予約制)。客席は180席。定休日は原則月2回月曜日。新型コロナウイルス対策のため、入り口に消毒液を配置、券売機も定期的にアルコール消毒をしている。
問い合わせは、いきいき埼玉(電話048・728・7112)へ。