埼玉新聞

 

県立御三家「浦和・浦和一女・大宮高」オンラインセミナー、学習塾スクール21が開催 入試のポイントは

  • 画面越しの受験生や保護者に向けて情報を発信するスクール21入試情報センターの宮川由三所長=12日、さいたま市中央区のスクール21本部

 県内53教室を展開する学習塾「スクール21」(本部=さいたま市中央区)は12日、県立御三家とされる浦和・浦和一女・大宮高校を志望する中学3年生とその保護者を対象としたオンラインセミナー「浦高・一女・大宮合格セミナー」を行った。

 同セミナーは例年、多くの受験生や保護者を集めて、外部施設の大ホールで行っていたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインに切り替えて実施。塾生および一般生約500人へ、3校を受験する前に知っておきたい知識や夏の勉強の進め方、実際に3校へ進んだ卒塾生からのメッセージなど、1時間半にわたって入試までに向き合うべきポイントを教えた。

 内申と呼ばれる学校の学習の記録の評定と当日の学力検査の5教科の得点の合算で合否が決まる公立入試。スクール21入試情報センターの宮川由三所長は、具体的に模試の偏差値や内申の数値に触れながら、合格するために必要な学力の目安を解説。その上で「(偏差値は)いくつだったら安全だというような絶対的なものはないが、合格のために自分に必要な学力を知ることが重要」と語った。

 夏の勉強の進め方を説いた同センターの内山慎副所長は、家庭学習のポイントを挙げ、「(演習問題などは)すぐに答えを見ずに(正答を導くまでの手順のうち)どこからができなかったのかを明確にしたり、間違えた問題に印をつけるなどして復習すべき問題をしぼってほしい」とアドバイス。「学校でも塾でも日々の授業に集中することは、受験勉強を進めることにもつながっている」と話した。

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