埼玉新聞

 

<新型コロナ>49人感染…宣言解除後で最多 劇場クラスター客、ホストクラブ客、蓮田病院の職員家族ら

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは16日、新型コロナウイルス感染者を新たに49人確認したと発表した。緊急事態宣言解除後では最多となった。内訳は、県発表が30人、さいたま市が8人、川口市4人、越谷市7人。

 これまでに確認された感染者は1617人(チャーター便帰国者含む)、死者は67人。重症者は4人。感染者の指定医療機関への入院は55人、一般医療機関への入院は158人。ホテル療養は84人、自宅療養は43人。721人が退院し、療養終了は440人となった(16日午後5時時点)。

 県によると、県管轄で感染が確認されたのは桶川市の20代女子専門学校生ら30人。蓮田市の10代男子学生はすでに感染確認されている蓮田病院の医療従事者女性の同居家族で、同病院の関係者の感染は5人目。東京・新宿の劇場「シアター・モリエール」で1度観劇した県内居住の60代パート女性も感染した。15日には新宿のホストクラブの客1人の感染も確認された。

 県担当者は「経路不明の増加に危機感を覚えている」と話した。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、いずれも市内に住む20~60代の男女8人。経済産業省関東経済産業局の30代女性職員が感染した。30代の女性会社員は集団感染が発生している都新宿の劇場で舞台を観劇していた。

 越谷市によると、感染が確認されたのは、市内と松伏町に住む20~40代の男女7人。うち20代女性は東京・新宿の劇場で集団感染が発生した舞台を観賞していた。

 また、職員の陽性が判明した市維持管理課で、新たに40代の男性職員の感染が分かったと発表した。

 川口市によると、感染が確認されたのは、20~40代の男女3人と、民間の検査で判明した40代男性の計4人。2人が入院し、ほかの2人は入院を調整中。

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