<新型コロナ>南銀キャバ・ホストPCR検査、28店の271人申し込み 17日に19人の結果判明
2020/07/17/00:00
さいたま市の清水勇人市長は16日の定例記者会見で、「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ重要な時期と認識しており、危機感を持って対応していく」と述べた。大宮区の南銀座地域で始まったPCR検査については「より安価な検査を含めて定期的に行えれば、安全を確保する環境ができる。引き続き検査を呼び掛けたい」と語った。
南銀座地域のキャバクラでクラスター(感染者集団)が発生したことから、市がキャバクラとホストクラブの全従業員を対象の検査を15日に開始した。市地域医療課によると、16日午後5時現在、28店舗の271人が検査の受け付けをした。19人が検査を終えて、17日に結果が判明する。
クラスターの発生で客足が減少していることから、南銀座商店会の会員らが独自に店舗を巡回して、感染防止対策を各店舗に呼び掛けている。清水市長は「大変ありがたい。民間の皆さんが率先して対応しており、何らかの支援策を検討したい」と述べた。
また、東京都の感染者が16日、280人を超えて過去最多を更新したことについて、清水市長は「大きな数字。都内に通勤通学している市民の皆さんは、密を避けるなど新しい生活様式とテレワークの推進に一層取り組んでほしい」と呼び掛けた。