埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉、解除後最多の51人感染 未就学児施設で職員や女児、蓮田の病院では看護師と患者

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは17日、新型コロナウイルス感染者を新たに51人確認したと発表した。緊急事態宣言解除後では最多。内訳は県発表が36人、さいたま市が4人、川口市が5人、川越市と越谷市がそれぞれ3人。

 これまでに確認された感染者は1668人(チャーター便帰国者含む)、死者は67人。重症者は4人。感染者の指定医療機関への入院は64人、一般医療機関への入院は163人。ホテル療養は89人、自宅療養は42人。742人が退院し、療養終了は450人となった(17日午後5時時点)。

 県によると、県管轄では県内の未就学児施設で20代職員女性2人と未就学の女児2人が感染し、同施設の感染者は6人となった。県は施設側の意向で所在地と種別を公開していない。また、10代男子学生2人を含む春日部市の一家4人や、これまでに4人が感染している吉川市、越谷市の飲み会に参加した三郷市の60代無職男性らの感染も確認された。12日と17日に詳細が発表された感染者のうち、20代女性1人と30代女性2人は東京・新宿「シアター・モリエール」で観劇。同劇場関連は県管轄で10人となった。

 16日午後判明の感染者7人は蓮田病院の看護師3人と患者4人で、同病院関連の感染者は12人となった。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、いずれも同市に住む20~50代の男性4人。大宮区の南銀座地域のキャバクラとホストクラブを対象に、市が実施しているPCR検査で、結果が出た19人はいずれも陰性だった。15日に検査を開始して結果が出たのは初めて。検査の受付人数は17日午後5時現在、49店舗の453人となった。

 川口市によると10~70代の男女5人の感染が確認された。20代の男女は入院した。ほかは入院を調整中。

 川越市は新たに10~30代の男女3人の新型コロナウイルス感染を確認。このうち会社員30代女性は集団感染が発生した東京・新宿の劇場公演を観賞しており、PCR検査で16日に陽性と判明した。

 越谷市によると40代と50代男女3人の感染が分かった。いずれも軽症で感染経路は不明だという。

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