埼玉新聞

 

お雛様の装束で地元小学生がパレード さいたまの岩槻区で雛めぐり、飲食店では限定メニュー販売なども

  • まちかど雛めぐりの開会式で、お雛様パレードに参加する小学生たち=23日午後、さいたま市岩槻区

 岩槻の春の風物詩「人形のまち岩槻まちかど雛(ひな)めぐり」が23日、さいたま市岩槻区で始まった。3月10日まで、東武岩槻駅東口周辺商店街など、区内数多くの施設で人形の展示が行われるほか、区の名所を巡るスタンプラリー、飲食店での限定メニュー販売などが行われる。

 催しは今年で16回目。同区本町の国登録有形文化財「丹過長谷川家」では明治時代の土蔵造りの商家、旧家のお雛様を特別展示。大正時建築で旧中井銀行岩槻支店の「大正館」では創作つるし雛や、2020年東京五輪・パラリンピックエンブレムのルーツとなる市松人形を展示する。

 関連の催しとして、同区本町の愛宕神社石段に300体以上の雛人形が並ぶ大雛壇飾りを期間中の土、日曜日に実施する。

 開会式は23日午後1時から行われ、地元小学生がお雛様の装束でパレード。訪れた人々から大きな拍手が送られていた。

 催しの実行委員会事務局長を務める前田和義さん(42)は「参加飲食店や展示は年々グレードアップしている。見て、食べて、体験して、人形のまちを楽しんで」と期間中の来場を呼び掛けている。

 問い合わせは、まちかど雛めぐり実行委員会(電話070・1535・8177)へ。

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