三芳町は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の支援対策事業として、町内に登録した店舗などで使用可能な地域応援クーポン券を、65歳以上と国の特別定額給付金の対象外となっている4月28日以降から12月31日までの新生児に支給する事を決めた。また、小、中学生に1人1台の端末を各学校に配置する。

　17日に開催した臨時議会に同事業費約2億8千万円の20年度一般会計補正予算案を提案し、全会一致で可決した。

　町によると、クーポン券は65歳以上の住民約1万1千人を対象に1人3千円、新生児は1人5万円分を支給する。

　オンライン授業などに対応するため、6月の補正予算で実施した小学校5、6年と中学1年分の端末約千台に加え、新たに小学1年～4年と中学2、3年生分の端末約2千台を配置する。

　このほか、コロナ禍の中の災害発生に備え、マスクやフェースシールドなど避難所の備蓄品を増強するほか、図書館に返却される図書を確実、迅速に消毒できる図書消毒機の購入などを行う。