<新型コロナ>男性死亡、29人感染…松伏など 劇場クラスター客も 生徒1人感染、校内55人が濃厚接触
県などは20日、新型コロナウイルス感染者を新たに29人確認し、80代の男性1人が死亡したと発表した。感染者の内訳は、県管轄が18人、さいたま市4人、川口市4人、川越市1人、越谷市2人。
これまでに確認された感染者は1783人(チャーター便帰国者含む)、死者は69人になった。重症者は7人。感染者の指定医療機関への入院は73人、一般医療機関への入院は176人。ホテル療養は85人、自宅療養は59人。788人が退院し、療養終了は504人となった(20日午後5時時点)。
県によると、県管轄では、入間市の10代男子学生、所沢市の30代会社員女性ら18人が感染。19日発表分では松伏町の男子小学生や、都内の勤務先に陽性者のいた草加市の60代自営業男性らが感染していた。死亡した80代男性は集団感染が発生した県内の病院に入院していたが、感染後に転院し、19日に亡くなった。
また、県教育局は新たに県西部地区の県立学校の生徒1人が感染し、20~23日を休校にすると発表した。同じクラスの生徒37人と一緒に体育の授業を受けた18人の計55人が濃厚接触者とされ、30日まで自宅待機になった。
さいたま市によると、新たに感染が判明したのはいずれも市内に住む20~70代の男女4人。50代の女性会社員はクラスターが発生している東京都新宿区の劇場「シアター・モリエール」で観劇していた。70代の無職女性は同居家族。同居家族の70代男性は既に感染が判明して入院している。20代男性は国家公務員。
川口市によると、新たに感染が確認されたのは10~30代の男女4人。いずれも容態は安定しており、入院を調整中。
川越市によると、新たに感染が判明したのは都内の飲食店勤務の30代男性。感染経路は不明。入院を調整している。
越谷市によると、新たに感染が判明したのは市内在住の20代会社員男性2人。いずれも感染経路は不明という。