<新型コロナ>47人感染、男性死亡 草加のクラスターパブ客、新座の男児2人、さいたまも女児感染で休校
県などは21日、新型コロナウイルスの感染者を新たに47人確認し、60代男性が死亡したと発表した。感染者の内訳は県発表が32人、さいたま市5人、川口市7人、越谷市3人。これまでに確認された感染者は1830人(チャーター便帰国者含む)、死者70人。重症者7人。感染者の指定医療機関への入院は73人、一般医療機関への入院は175人。ホテル療養100人、自宅療養57人。789人が退院し、療養終了は519人となった(21日午後5時時点)。
県によると、県管轄で感染が確認されたのは男女32人。草加市の20代男性会社員はクラスター(感染者集団)が確認された東京都足立区のフィリピンパブ店「ヴィーナス」を利用していた。20日発表分では新座市の未就学の男児2人が感染していた。それぞれ利用の施設に陽性者がいた。
死亡した60代男性は6月下旬に感染が判明し、入院していたが20日に亡くなった。
さいたま市によると、新たに感染が判明したのは市内に住む10歳未満の小学生女子児童と父親の40代男性会社員を含む10歳未満~40代の男女5人。女児の母親の40代女性会社員の感染が判明し、濃厚接触者として検査した。市教委は女児の通う市立学校について、22日を臨時休校とした。市保健所が学校内の濃厚接触者などの調査を進めている。
川口市によると、新たに感染が判明したのは市内に住む10~70代の男女6人と、民間検査で判明した東京都の30代男性の計7人。うち3人はすでに陽性が確認されている感染者の家族や濃厚接触者だった。残る4人は感染経路などを調べている。
越谷市によると、新たに市内に住む3人の感染が判明した。60代女性は同居の家族が感染し、検査を実施したところ陽性が判明。無症状だという。20代の会社員男性2人は、それぞれ都内の職場に勤務し、職場に陽性者がいた。