妻死亡、夫も負傷…施錠された住宅で 息子が発見 妻の上半身に複数の傷「とても明るい人だった」/春日部
2020/07/22/00:00
21日午前9時ごろ、春日部市小渕の住宅で、住人の武井三千栄さん(83)と夫(83)が倒れているのを、訪れた長男が発見し、妻を通じて110番した。武井さんは上半身に複数の傷があり、その場で死亡が確認された。夫は頭を負傷して救急搬送されたが意識はあったという。
春日部署によると、武井さんは夫と2人暮らし。夫を病院に連れていくために、市外に住む長男が訪れたところ、室内の別々の場所で武井さんと夫が倒れていた。玄関は施錠されていたという。
長男の妻が「義理の父と母が倒れている」と110番した。
同署は遺体を司法解剖して死因の特定を進めるとともに詳しい経緯を調べる。
■明るい人だった
亡くなった女性と近所付き合いがあったという70代の女性は「道で会うとよく世間話をしていたが、昨年ごろから会わなくなった。外出していなかったようだ。会えば遠くからでも手を振ってくれて、とても明るい人だった」と話していた。