AV会社に女優として4人紹介 容疑でスカウト代表ら逮捕 スカウト160人に計2億円以上の報酬/県警
2020/07/22/00:00
女性に風俗店の業務を紹介したとしてスカウトの男ら5人が逮捕された事件で、埼玉県警繁華街・歓楽街総合対策推進本部と大宮署は21日までに、職業安定法違反(有害業務目的紹介)の疑いで、東京都杉並区下高井戸4丁目、会社役員の男(40)、東京都世田谷区上馬5丁目、無職の男(28)ら男3人を再逮捕、他に25~26歳の男3人を逮捕した。
6人の逮捕容疑は共謀の上、2017年6月19日から18年7月9日までの間、有害な業務と知りながら、都内のアダルトビデオ(AV)会社に20代の女性4人を女優として紹介した疑い。
県警保安課によると、会社役員の男は「ミューズ」や「トップ」と称するスカウトグループの代表者で、28歳男は経理などを担当。他の男4人がスカウトの実行役となり、新宿駅や渋谷駅周辺の路上で女性に声を掛け、AV女優の業務を紹介していた。
会社役員の男らは風俗店やAV会社から紹介料を回収し、16年2月から19年5月までの間、延べ約160人のスカウトに計2億円以上の報酬を振り込んでいたという。
県警は6月30日、風俗店に女性3人を紹介したとして、同法違反容疑で会社役員の男、28歳男ら5人を逮捕。その後の調べで、別の女性らをAVに紹介していたことが分かった。
会社役員の男らは容疑を大筋で認め、「女性を風俗店などに紹介するように指示したのは間違いない」と供述しているという。