埼玉新聞

 

電線36メートル盗んだ少年窃盗グループ3人を逮捕 県北で繰り返し、リサイクル店で売却 375万円被害

  • 県警本部=さいたま市浦和区高砂

 県警少年捜査課と生活安全総務課、熊谷署、鴻巣署は21日までに、窃盗の疑いで、東松山市あずま町1丁目、無職の男(20)を逮捕、18歳と19歳の少年2人を再逮捕した。

 逮捕、再逮捕容疑は共謀の上、4月17日から同20日までの間、本庄市朝日町の電気工事会社敷地内から、電線36メートルなど11点(計約60万円相当)を盗んだ疑い。

 少年捜査課によると、男らは夜間に車で現場に行き、盗んだ電線などを県内のリサイクルショップで売却していた。

 昨年末ごろから県北部を中心に新築工事現場や工務店などで電線や電気工具が盗まれる事件が多発。別事件の捜査の過程で少年らによる窃盗グループが浮上し、県警はこれまでに窃盗の疑いで、3人の他に18~20歳の少年ら7人を逮捕していた。被害総額は約375万円に上るという。

 グループの中には20~30件の犯行をほのめかしている者もおり、県警は余罪を調べる。

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