ほとんど見られない…世界一幸福な動物・クオッカの赤ちゃん、母親の袋から顔出す こども動物公園で確認
2020/07/25/00:00
東松山市岩殿の県こども動物自然公園で、今月から公開しているカンガルーの仲間「クオッカ」の赤ちゃんが誕生、母親(3歳)の袋から顔を出したことが確認された。開園40周年を記念して、今年3月13日、オーストラリアのフェザーデール野生動物園からオス2頭(2歳と8歳以上)、メス2頭(3歳と8歳)が贈られた。生息地のオーストラリア以外では同園が唯一の展示。
3歳のメスの袋が日に日に大きくなっていたことから、飼育員が見守っていたところ、18日午後、袋から顔を出したのを確認した。現在、赤ちゃんが袋から顔を出す時間は短く、「顔を出したばかりで、ほとんど見られない」という。
クオッカはオーストラリア南西部とロットネスト島の涼しい森に生息。体長40~50センチの有袋類で、出産後、約6カ月、母親の袋の中で過ごす。国際自然保護連合レッドリストで野生絶滅の危険性が高い危急種に指定。表情が笑っているように見えるため「世界一幸福な動物」とも呼ばれている。
同園では7月1日から一般公開。観覧には園内で当日配布する整理券が必要。26日まで、4頭の名前投票を実施している。