<埼玉西武だより>1盗塁で1万円、子ども食堂に寄付 外崎修汰、子どもらの支援に目標30盗塁
2020/07/25/00:00
外崎修汰の粘りが、流れを一気に変えた。
18日の東北楽天戦。0―3と劣勢で迎えた六回無死一塁で打席に入った外崎は、好投していた塩見投手からファウルで粘り、9球目を腕を畳んでレフト前へ。スタートを切っていた一塁走者の源田壮亮は一気に三塁を陥れた。このチャンスに山川穂高が左中間に特大の同点3ラン。続く中村剛也も左翼席に勝ち越し本塁打を放ち、そのまま逃げ切った。
開幕を5番で迎えたものの、3番に定着しつつある外崎。どこでも打てる、守れる、ユーティリティーぶりは今季も健在だ。守備でも同日の三回、1死一塁で浅村選手の打った二遊間へのハーフライナーを逆シングルかつショートバウンドで好捕。そのままグラブトスし二塁アウトにすると、遊撃手の源田もすかさず一塁に送球。併殺を完成させた。先発の松本航が序盤から苦しんでいた中、流れを渡さないファインプレーだった。
そんな外崎は今年も、「子ども食堂と子どもの居場所づくり」の支援のため、1盗塁につき1万円を寄付する。23日現在、盗塁数は4だが、目標は30盗塁。試合数が減っても、当初決めた目標の修正はしなかった。
現在、埼玉県内の子ども食堂では新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、その利用が増えており、昨年の倍に上る施設もあるという。
埼玉西武は21日から26日まで、チャリティーオークションを実施。売上金で食材を保管するために必要な冷凍庫を購入し、県内の子ども食堂を取りまとめる『埼玉県子ども食堂ネットワーク』に贈る。このオークションには、外崎のサイン入りグッズも出品。頼れる背番号5は、「ファンの皆さんもこれを機に知っていただければ」と呼び掛けた。
詳しくは、球団ホームページで。
(埼玉西武広報部)