遮断機降りる踏切に動けない男性…移動させた女性に幸手署が感謝状 救助に協力した男性はすぐ立ち去る
2020/07/26/00:00
踏切内で動けなくなった男性を救助したとして、幸手署は久喜市の青柳良子さん(40)に感謝状を贈った。
同署などによると、6月26日午後3時ごろ、青柳さんが小学1年生の長女を迎えに行く途中、久喜市栗橋中央のJR宇都宮線踏切内で、倒れた自転車のそばで座り込み動けなくなっている40代くらいの男性を発見した。現場は幅員15メートルほどで4路線あり、男性は青柳さんと反対側の遮断機のそばにいたという。
青柳さんが踏切に到着すると遮断機が降りてきたため、その場に居合わせた男性と協力し、動けなくなっていた男性を抱えて踏切の外に移動させ110番した。居合わせた男性はすぐにその場を立ち去ったという。青柳さんは「遮断機が降りてきたので無我夢中だった。大きな事故にならずに済んだので、子どもを迎えに行ってよかった」と振り返った。
鰺坂裕一署長は「迅速、的確な救助を行い尊い命を救った功労は多大だ」と感謝状を手渡した。