埼玉新聞

 

<新型コロナ>33人感染…川越の女子学生、父すでに陽性 さいたまで小学生女児、中学生男女も感染…休校

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは26日、新型コロナウイルスの感染者を新たに33人確認したと発表した。内訳は県発表が18人、さいたま市が5人、川口市が7人、川越市が3人。

 これまでに確認された感染者は2068人(チャーター便帰国者含む)、死者は72人。重症者は3人。感染者の指定医療機関への入院は68人、一般医療機関への入院は172人。ホテル療養は105人、自宅療養は57人。937人が退院し、療養終了は624人となった(26日午後5時時点)。

 県によると、県管轄で感染が確認された18人についての詳細は27日に発表する。25日午後判明分の14人中7人については陽性者接触などが分かっており、そのうち1人が都内に勤務し、東京と関連があった。同日午後判明分の主な感染者は、陸上自衛隊市ケ谷駐屯地(東京都新宿区)所属で都内在住の20代男性隊員ら。男性隊員は県内に実家があることから、県内の民間医療機関で検査し感染が判明した。最近、災害復旧作業には派遣されていない。

 さいたま市によると、感染が確認されたのは同市に住む小学生女児と中学生男女を含む10~50代の男女5人。5人はいずれも同居家族らの感染が判明している。市教育委員会によると、小中学生3人が通っている市立学校は27日、臨時休校する。

 川越市によると、10~20代の男女3人の陽性が確認された。10代の女子学生は同居する父親が陽性となったためPCR検査を実施。20代の男性会社員と、さいたま市に住むアルバイトの20代女性はともに都内に勤務していた。

 川口市によると、同市に住む20~80代の男女5人と、市内の医療機関を受診した神奈川県内の20~30代の男性会社員2人の計7人の感染が判明。80代無職女性は市内の高齢者福祉施設の入所者で、同施設の感染者は職員と入所者ら計6人となった。

 県警によると、武南署生活安全課の40代男性警部補の感染が判明した。今月18日夜、家庭内のトラブルの110番を受け、当直勤務だった警部補ら署員4人が現場対応した。23日に川口市保健所から連絡があり、当事者の陽性が判明して、署員4人が濃厚接触者とされた。検査で25日、警部補が陽性、残り3人は陰性だった。警部補は軽症。陰性だった3人を含め署員17人が自宅待機しているという。

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