<新型コロナ>PCR検査を公費負担で 感染拡大の抑止へ、県が感染リスク高い集団へ対象広げる
2020/07/29/00:00
大野元裕知事は28日の定例会見で、これまで原則として濃厚接触者に限定していた無症状者への新型コロナウイルスPCR検査について、同じ施設内にいた人など感染リスクが高い集団へと対象を広げて実施する方針を改めて発表した。検査は公費負担で同日、県内各保健所に実施するよう通知した。
県保健医療政策課によると、重症化リスクが高い人が多かったり、感染拡大リスクや社会的影響が大きい集団が対象。医療機関や高齢者施設、保育所や幼稚園、小中学校高校、スポーツジム、接待を伴う飲食店などで複数人の感染者が出た際、濃厚接触者以外でも、同じ場所にいた人たちを保健所が調査し、検査する対象を決める。
県内では27日までの1週間の新規感染者が300人を超え、大野知事は「これまで以上に徹底して検査を実施することで、感染拡大を抑止し、その芽を摘む」と話した。