川口商工会議所が主催する「第3回川口花火大会」が11日、同市の荒川運動公園で行われ、大勢の市民らが夜空を彩る大輪の花々を楽しんだ。
市制施行90年を記念し、川口のさらなる発展を願って打ち上げられた花火は過去最大の1万1100発。夜のとばりが下りると、市内にそびえるマンションやビルに温かな明かりがともり、まちの繁栄を映し出す。
ようやく訪れたこの時期らしい寒さの中、午後6時過ぎ、空気を震わせる音とともに最初の大輪が夜の闇を払うと見上げる人々から大きな歓声と拍手。美しく、まばゆい光の花が次々と天に描かれ、百花繚乱(りょうらん)の空が、華やかに市の節目の年を祝福していた。