埼玉新聞

 

こんなことする人いない! J2大宮の熱狂サポ男性、ビルをオレンジ色に塗る 「J2大宮の聖地・志木」で

  • オレンジ色に塗装し、大宮アルディージャと志木への愛を記したビル(右)と、同色に再塗装した店(左)と青柳さん=志木市上宗岡

 「大宮アルディージャの聖地・志木!」―。志木市上宗岡の精肉店「マルシンミート」の青柳辰雄会長(74)が、同店隣の自社ビル3階部分に熱烈な“大宮愛”と“志木愛”を書き記した。ビル自体もチームのクラブカラーであるオレンジ色に塗装し、「こんなことする人はなかなかいないと思う」と、完成したビルを見てとてもうれしそうだ。

 ビルから北へ750メートルほど離れたところには、チームのアカデミーの選手らが使うクラブハウスや、そばの荒川河川敷にはグラウンドがある。現在トップチームの施設はさいたま市西区にあるが、施設ができる前はこのクラブハウスやグラウンドで練習していた。

 15年くらい前、3階建ての店の建物を緑色からオレンジ色にした。今回は退色などがあることから再塗装することにし、隣のビルもアイボリー色からオレンジ色にしてチームと志木を応援する気持ちを表現することにした。

 言葉は長過ぎず、分かりやすいものを選んだ。候補はいくつかあり、数人と相談した。店はチームの後援会の法人会員であることから、球団に連絡もした。青柳さんによると「ロゴマークなどを使用しなければ自由でいいです」という内容の返事があったという。

 ビル前のクリーニング店の店主(70歳代)は「派手だと思ったけど慣れるといいものですね」と笑顔で話す。青柳さんは開いたイベントに選手を招いたこともある熱狂的なサポーター。「いつでも大宮と志木のPRのことを考えているよ!」と、どこまでも明るかった。

ツイート シェア シェア