埼玉新聞

 

クマ「積極的な駆除は自粛」でも…埼玉で狩猟解禁 悩み、警戒の猟友会員 遭遇したら「銃向けるしか…」

  • ニホンジカの狩猟に向かう奥秩父猟友会大滝班のメンバー=15日午前7時半ごろ、埼玉県秩父市大滝

    ニホンジカの狩猟に向かう奥秩父猟友会大滝班のメンバー=15日午前7時半ごろ、埼玉県秩父市大滝

  • ニホンジカの狩猟に向かう奥秩父猟友会大滝班のメンバー=15日午前7時半ごろ、埼玉県秩父市大滝

 埼玉県内の捕獲禁止区域外で15日、鳥獣の狩猟が解禁された。秩父市大滝を狩猟エリアとする奥秩父猟友会大滝班のメンバーは、午前7時ごろ龍泉寺(同市大滝)付近に集合し、山林へ出発した。今年は全国でクマの出没が多発し、人的被害も相次いでいる。県内でも目撃情報が多数寄せられているが、個体数維持のため積極的な駆除は自粛するよう求められている。農作物被害などを食い止めるため、野生鳥獣の駆除は欠かせないが、クマと遭遇した場合どうするか。猟友会関係者は「身の危険が迫った場合は銃を向けるしかない」と語る。

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