<高校野球>埼玉大会・東部の見どころ 花咲徳栄が最有力 春日部共栄、昌平など追う 公立校も存在感を
2020/08/06/00:00
新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった第102回全国高校野球選手権大会と同埼玉大会の代替大会となる夏季埼玉県高校野球大会は8日、東西南北の4地区に計148チーム(160校)が参加して開幕する。
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優勝争いは、昨夏の埼玉大会で5連覇を達成し、大会期間中に甲子園で行われる交流試合に出場する東部地区の花咲徳栄が中心。ただ、同地区の春日部共栄や昌平、南部地区の浦和学院と埼玉栄、西部地区の聖望学園、北部地区の上尾や正智深谷なども実力を備えており、花咲徳栄が絶対的優位とは言えない。花咲徳栄の“夏の6連覇”を阻むチームが出てくるのか、王者が貫禄を示すのか。熱戦の行方を4地区に分けて探った。
■共栄と昌平追う構図/東部
東部地区は、投打に戦力が充実している昨秋の県大会覇者で関東大会8強の花咲徳栄が最有力。これを春日部共栄、昌平などが追う構図だ。
花咲徳栄は、県内随一の強打者井上を1番に抜てきし、昨夏の甲子園を経験している中井と田村を上位打線に置く「超攻撃的」な打順を組む。切れ味抜群のエース左腕高森を筆頭に、投手陣も粒ぞろい。順当なら、春日部共栄と対戦する3回戦が最初のヤマになる。
春日部共栄は強打者の平尾や走力のある土谷らを軸に、機動力も絡めて攻撃。右横手のエース三枝は課題の制球力も安定し、準備が整った。
昌平は攻撃陣の層が厚い。1年次から4番を務める渡辺や千田、角田、吉野哲など強打者がそろう。春日部東や草加など、公立校も存在感を示したいところだ。