<新型コロナ>65人感染 クラスター病院患者ら2人死亡 大宮高で生徒1人感染、他の感染生徒と接点なく
県などは6日、新型コロナウイルス感染者を新たに65人確認したと発表した。県によると、4日に県外居住と県内居住の80代男性2人が入院先の県内医療機関で死亡した。
感染者の内訳は県管轄が47人、さいたま市5人、川口市8人、川越市4人、越谷市1人。これまでに確認された感染者は2688人(チャーター便帰国者含む)、死者は79人。重症者は3人。感染者の入院は301人。ホテル療養は81人、自宅療養は141人。退院・療養終了は2021人となった(6日午後9時時点)。
県によると、県管轄で感染者が判明したのは47人。死亡した男性2人は感染前から基礎疾患で入院しており、人工呼吸器は着けていなかった。うち県内居住の男性は集団感染が起きている所沢第一病院の患者で、同病院の入院患者では4日以降に70~80代の男女4人が死亡しているという。
詳細が判明したのは、10歳未満~90代の男女40人。県内の学校に通う男子小学生ら学生3人を含む毛呂山町の家族4人や所沢第一病院の患者4人、白岡市の寮に住む同じ職場の外国籍の男性4人の感染が確認された。同病院の感染者は33人となった。
また、県立大宮高校では新たに生徒1人が感染。同校の感染者は4人目だが、これまでの3人とはクラスや部活が異なり、接点はなかったという。新たに感染した生徒の濃厚接触者は部活などで一緒だった生徒や教職員ら21人。
さいたま市によると、感染が判明したのは市内に住む20~50代の男女5人。20代男性は浦和署員で4日に発熱し入院中。会社員の20代女性は都内の勤務先で陽性者が確認されていた。
川口市によると、新たに感染が判明したのは、20~70代の男女8人。容態はいずれも安定しており、都内の病院事務員の20代女性と会社員の50代女性は入院した。
川越市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満~30代の男女4人。いずれも感染経路は不明で、容体は安定している。小学生の男児は1日以降、夏休みで通学していない。
越谷市によると、新たに市内在住の30代パート女性の感染が判明した。