<新型コロナ>さいたま市、保健所の体制強化 保健師ら44人を兼務、健康観察などを1日24人体制に
2020/08/08/00:00
さいたま市は7日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、市保健所の体制を強化すると明らかにした。保健師36人と事務職員8人の計44人を10日付で保健所の疾病予防対策課に兼務させ、積極的疫学調査や健康観察の体制を1日17人から24人に増員する。市は「総動員体制で行い、既存の業務は手分けして担当する」としている。
市保健福祉局などによると、他局から20人、局内から16人の計36人の保健師を、疾病予防対策課に兼務発令。応援の保健師は今回を含め167人となり、増加している積極的疫学調査や自宅療養者の健康観察などの業務に従事する。167人で7人体制のローテーションを組み、17人の専任保健師と合わせて24人体制に強化する。事務職の8人は保健師の行っていた業務のうち患者搬送や検体搬送、データ管理・集計などを行う。
また、市の新型コロナウイルス危機対策本部員会議が7日、市役所で開かれ、市内在住の感染者が5日時点で500人に達したと報告された。死者は10人、入院は68人で重症者はいない。宿泊療養31人、自宅療養42人、退院・療養終了は349人だった。