埼玉新聞

 

<新型コロナ>過去最多、県内84人感染 東京も400人超…県、7月の4連休の影響出る時期

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは8日、新型コロナウイルスの感染者を新たに84人確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては過去最多。内訳は県発表が59人、さいたま市が10人、越谷市が3人、川口市が9人、川越市が3人。

 これまでに確認された感染者は2822人(チャーター便帰国者含む)、死者は79人(8日午後5時現在)。7日午後9時現在で重症者は4人、感染者の入院は317人、ホテル療養は70人、自宅療養は132人、退院・療養終了は2090人。

 県によると、所沢第一病院で新たに患者5人の感染が判明し、同病院関係の陽性者は患者、職員を合わせて39人となった。白岡市の土木建築会社の寮に住む外国籍の技能実習生男性5人と日本人男性スタッフ1人の感染が分かり、この寮に関する陽性者は11人に増えた。

 熊谷市に住む10~20代の大学生男性5人の感染も確認された。5人はいずれも県内の同じ大学の運動系サークルに所属しているという。

 県内の1日の感染者数が過去最多となったことを受け、県感染症対策課は「7月の4連休から2週間たって影響が出る時期。東京都も400人を超えており、人の移動に伴って増えたと考えられる」としている。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、同市に住む市立小学校に通う姉妹、両親、祖父の家族5人を含む10歳未満~70代の男女10人。姉妹の祖母の感染が判明し検査していた。30代の父親は祖母より先に症状が出ている。

 川口市によると、新たに感染が確認されたのは20~70代の男女9人。うち20代男性は同市選挙管理委員会事務局の職員。同居の兄が陽性と診断されていた。市は濃厚接触の疑いのある職員に自宅待機を指示している。

 越谷市は30代女性2人と40代男性の計3人の感染を新たに確認した。

 川越市は新たに3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。市によると、40~50代の男女。3人とも同居家族や同僚が感染していた。容体は安定している。

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