大宮・南銀の感染予防対策を視察 県知事やさいたま市長ら、ショーパブやキャバクラに協力の継続依頼
2020/08/09/00:00
大野元裕知事とさいたま市の清水勇人市長らは7日夕、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が過去に発生した大宮区の南銀座地域の飲食店5店舗で感染予防対策を視察した。同地域では接待を伴う飲食店でクラスターが発生し、7月15~31日には市が同地域の従業員563人に対してPCR検査を行い、1人が陽性と判明していた。
知事と清水市長は、大宮南銀座商店会の小島敏也会長や大宮南銀座親正会の山崎泰生副会長らの案内でショーパブ、居酒屋、キャバクラなどを訪問。従業員から店内の密集状態を避けるためのついたてや入場制限などの取り組みを聞き、協力の継続を依頼した。
視察を終えた知事は「(同地区は)県を代表する繁華街で、収入源などに苦労しながらも、席を間引いて一定以上の入店を断るなどの工夫をしていただいている」と協力に謝意を示した。清水市長は「週末でも人が少ない状況の中、各店が頑張っている。南銀が元の姿に戻れるよう力を合わせていきたい」と話した。