埼玉新聞

 

うめき声…夜、橋の下で母親死亡、中学生の次女重傷 夫と長女と4人暮らし「お母さんと落ちちゃった」

  • 【地図】和光市

    母親死亡、中学生の次女重傷=和光市

  • 【地図】和光市

 9日午後10時15分ごろ、和光市新倉7丁目の荒川に架かる幸魂大橋の右岸河川敷の草むらで、女性2人が倒れているのを朝霞署員が見つけた。2人は病院に搬送されたが、北本市の職業不詳女性(51)が全身打撲で死亡が確認され、女性の中学生の次女(13)も内臓損傷と骨盤骨折の重傷。

 同署によると、同日午後9時40分ごろ、「橋の欄干に人がいる。落ちそうだ」などと110番があり、同署員が急行。現場の橋には女性のものとみられる車が駐車してあり、眼下をライトで照らすと、うめき声が聞こえたため草むらを捜索したところ、倒れている2人を見つけたという。

 発見時、女性は心肺停止状態で、次女は「お母さんと落ちちゃった」と話したという。女性は夫と長女、次女の4人暮らし。同署は2人が橋から約20メートル下に落下したとみて、詳しい経緯を調べている。

ツイート シェア シェア