埼玉新聞

 

イオンモール川口前川店で「SNS犯罪」被害防止を呼び掛け 中学生ら参加“埼玉横断リレー”4カ所目

  • 啓発品を配布しながら買い物客に犯罪被害防止を呼びかける中学生=川口市の「イオンモール川口前川店」

    啓発品を配布しながら買い物客に犯罪被害防止を呼びかける中学生=川口市の「イオンモール川口前川店」

  • 啓発品を配布しながら買い物客に犯罪被害防止を呼びかける中学生=川口市の「イオンモール川口前川店」

 交流サイト(SNS)を使った犯罪被害を防止しようと埼玉県警少年課と川口署は、川口市前川一丁目の「イオンモール川口前川店」で啓発活動を行った。警察官のほか、同市立上青木中学校の野球部員やボランティア団体などが参加し、啓発品などを配りながらフィルタリングの設定や相談窓口の周知を行った。

 同課と39警察署が一体となって非行少年を生まない社会づくりを推進しようと、警察署管内39カ所で順番に商業施設や駅で啓発活動を行う「埼玉横断リレー」の一環。6月から実施し、今回で4カ所目。

 同課課長の澤田好一警視から「一日キャンペーン応援隊」の委嘱状を受け取った同校2年の斉藤颯汰さん(13)は「今後も被害に遭わないように野球部のみんなと声をかけあって頑張りたい」と笑顔で話した。「埼玉横断リレー」のたすきを受け取った川口地区少年非行防止ボランティア連絡協議会の大山修一会長(72)も「加害者も被害者も出さない気持ちで取り組んでいきたい」と話した。

 同課課長補佐の大沢祐介警部は「大切なお子さまを犯罪から守るためにも、携帯電話などを持たせる場合は、フィルタリングの設定をする、携帯電話などの使用に関するルール作りをするなどしていただきたい」と呼びかけている。
 

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