埼玉新聞

 

<新型コロナ>62人感染…富士見小の教諭も さいたま市立中は休校 男性死亡 バイト先でクラスターか

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは19日、新型コロナウイルスの感染者を新たに62人確認し、入院中の80代男性が死亡したと発表した。感染者の内訳は県発表が42人、さいたま市13人、川口市4人、川越市3人。

 これまでに確認された感染者は3342人(チャーター便帰国者含む)、死者は84人(19日午後6時現在)。

 19日午後9時時点の重症者は10人、感染者の入院は304人、ホテル療養72人、自宅療養104人。退院・療養終了は2716人。

 県によると、亡くなった80代男性は基礎疾患があった。県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女32人。春日部市などいずれも外国籍の20~40代男女7人は同じアルバイト先に勤務するグループで、陽性者との接触があり、クラスター(感染者集団)とみられている。坂戸市の20代男性は警視庁職員、所沢市の20代男性は国土交通省に勤務している。

 飯能市は市立富士見小学校に勤務する50代女性教職員の感染を発表した。児童らとの濃厚接触はないという。

 18日に判明し、詳細を調査中だったのは、鴻巣市の県警女性職員ら4人。

 県警によると、感染が判明したのは捜査1課の30代女性巡査部長。16日以降は勤務しておらず症状は安定しているという。10日に別居の親族数人と会い、その後に親族で陽性者1人が判明したという。濃厚接触者はいないものの、業務上で関わりのあった十数人が自宅待機している。

 さいたま市によると、感染が判明したのは、市立中学校の女子生徒を含む10~70代の男女13人。市教委は生徒が通っている中学校について、20日を臨時休校とした。市保健所が調査を進めている。クラスターが発生した介護事業所「小規模多機能型居宅介護 扇の森」は利用者ら38人全員の検査が終了。施設の感染者は利用者4人、職員4人の計8人だった。一方、利用者で陽性となった夫婦の40代息子が感染した。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは10~60代の男女4人。いずれも容体は安定しているという。

 川越市によると、新たに感染が判明したのはいずれも20代の会社員女性2人と男性1人。感染経路は不明で容体は安定しているという。

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