幸手市は、新型コロナウイルス感染症の影響の経済対策として幸手市商工会と連携し、30％還元のキャッシュレス決済キャンペーンを実施する。

　実施期間は11月1～30日の1カ月間。市内の対象店舗で電子決済サービス「PayPay（ペイペイ）」を利用して支払うと、30％のポイントを付与。決済1回当たりに付与されるポイントの上限は最大3千円相当で、キャンペーン期間中の付与合計上限は1万円相当としている。市は7月31日、2020年度一般会計補正予算案に負担金として2100万円の専決処分をした。

　対象店舗は、同社加盟店のうち大型チェーン店などを除いた中小店舗。現在、市内では約180店舗が加盟しており、新規に50店舗の登録を見込んでいる。9月1日から10月末までに新規登録した事業者は、1万円の補助金が受けられる。

　市商工観光課は「消費活性化のためできるだけインパクトがある事業をと高い還元率を設定した。市内外から多くの人に利用していただきたい」と期待を寄せている。市の調べによると、県内でも30％ほどの高還元率を設定している自治体はあまりなく、現時点では蕨市で10月から実施する予定だという。

　問い合わせは、市商工観光課（電話0480・43・1111）へ。