<新型コロナ>66人が感染…熱中症の疑いで入院の女性死亡 パーティー参加者ら、川越では学年閉鎖も
県などは22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに66人確認し、県内の医療機関に入院中の90代女性が死亡したと発表した。感染者の内訳は、県発表が54人、さいたま市4人、川口市4人、川越市1人、越谷市3人。
これまでに確認された感染者は3531人(チャーター便帰国者含む)、死者は86人(22日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は11人、感染者の入院は361人、ホテル療養71人、自宅療養122人。退院・療養終了は2825人。
県によると、亡くなった90代女性は熱中症の疑いで入院。入院の際に実施したPCR検査で陽性が判明した。
県管轄で詳細が判明したのは、10~90代の男女35人。既に35人の感染が確認されている外国人コミュニティー関連で、春日部市などに住む20~50代の男女9人の感染が新たに確認された。同コミュニティーで8月に開催した結婚式や誕生日パーティーに参加するなどして感染が確認された人は44人となった。
さいたま市によると、感染が判明したのは20~70代の男女4人。70代女性は、都内に住む40代娘の感染が18日に判明、19日に発熱などの症状が出た。娘は10日ごろ、女性方を訪れていた。50代男性は市内の高齢者福祉施設の職員。
川口市によると、いずれも同市在住の30~70代の男女計4人の感染を確認した。
越谷市によると、市内在住で都内に勤める40代公務員男性と市内在住40代会社員女性、足立区に住む20代会社員女性の3人の感染が新たに分かった。
一方、川越市は新たに70代無職男性1人の新型コロナウイルス感染を確認。同市教委は市立小学校に通う男子児童の感染を受け、男児が通う学校を24日に学校閉鎖とし、同じ学年の2学級約80人を25~27日に学年閉鎖にすると発表した。
教育指導課によると、男児は21日に陽性と判明。同市立小学校は今月17日から2学期が始まり、男児は19日まで通常登校し、20日から休んでいた。