所沢市の小野塚勝俊市長は27日の定例会見で、小中学校の給食費について、2024年1～3月の保護者負担分を無償にすると発表した。新型コロナ臨時交付金などを活用し、2億6766万円を12月1日開会の定例市議会に提案する。

　小野塚市長は10月の市長選で初当選。小中学校の給食費無料化を24年の3月議会に提案することを掲げている。今回の対応には「臨時交付金が財源にあったので使わせてもらう」としている。

　対象は小学校の約1万4千人（1億7364万円）と中学校の約6800人（9327万円）。アレルギーなどで弁当を持参する児童生徒がいる世帯には、給食費の相当額を保護者の口座に振り込む。

　小野塚市長は、市長の現行給与（月額102万9千円）について、24年1月1日からの任期中、3割カットして月額72万300円とするための条例案も提案する。