<新型コロナ>スポーツイベントの制限、埼玉は9月30日まで延長 主催者などへ接触アプリ導入も要請
2020/08/25/00:00
県は24日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、国の目安に基づき今月末まで参加人数の上限5千人かつ収容定員50%に制限している県内プロスポーツイベントなどについて、制限を9月30日まで延長する方針を決定した。合わせて県の感染状況や、20日の県専門家会議の意見を踏まえ、イベント主催者や施設管理者に対し、国および県の接触確認アプリを必ず導入することや、参加者に対して利用を呼び掛けてもらうことも要請する。
大野元裕知事は「今月8日に1日の新規陽性者数が84人、1週間の新規陽性者数はここ2週間は300~400人の間で高止まりしており、憂慮すべき状況にある」と話し、引き続き感染防止対策を継続する考えを明らかにした。
会議では政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言に基づき、感染者が急増する状況に備え、サージカルマスク、N95マスク、医療用ガウン、フェースシールドのPPE(個人防護具)を3カ月分確保できるよう備蓄を進めることも確認。保管場所が十分でないなどの場合は、県が必要な備蓄を支援するとした。
また、PCR検査体制を増強すること、病床・宿泊療養受け入れ施設のさらなる確保を目指すことなども確認された。