不審に感じた警官、双子の兄弟に職質…包丁所持、覚醒剤も 容疑で双子逮捕 強盗事件も起こしていた/県警
2020/08/28/00:00
さいたま市岩槻区のリサイクルショップ駐車場で6月、男性が2人組の男たちに現金などを奪われた事件で、岩槻署は27日までに、強盗の疑いで、双子の兄弟で住所不定、無職の男A(55)=銃刀法違反罪などで起訴=と、岩槻区諏訪3丁目、無職の男B(55)=覚醒剤取締法違反罪で起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は6月14日午後8時10~15分ごろ、岩槻区東町1丁目のリサイクルショップ駐車場で、春日部市の公務員男性(31)の車に乗り込み、男性に刃物のようなものを突き付けて「金と携帯を出せ」と脅迫。現金7千円の入った財布や携帯電話を奪って逃走した疑い。
同署や越谷署によると、翌15日未明、越谷市内の路上で、警戒していた県警の捜査員が男らが乗った不審な車を発見。職務質問したところ、男Aが刃渡り約16センチの包丁を持っていたため、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕。男Bについては検査で覚醒剤の反応が出たため、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕した。
その後、現場付近の防犯カメラの捜査などから、2人が強盗事件に関与した疑いが浮上した。
岩槻署は共犯事件で捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。