埼玉新聞

 

<新型コロナ>56人感染…職場の感染者と短い会話した男性、感染例ある飲食店の男性客ら 70代女性死亡

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは28日、新型コロナウイルス感染者を新たに56人確認し、県内の医療機関に入院中だった県内在住70代女性が27日に死亡したと発表した。感染者の内訳は県発表が37人、さいたま市3人、川口市11人、川越市2人、越谷市3人。

 これまでに確認された感染者は3806人(チャーター便帰国者含む)、死者は88人(28日午後7時現在)。

 同日午後9時時点での重症者は13人、感染者の入院は342人、ホテル療養91人、自宅療養84人。退院・療養終了は3145人。

 県によると、亡くなった70代女性は家族の意向として詳細を発表していない。

 県管轄で詳細が判明したのは20~80代の男女19人で18人は詳細を調査中。草加市の70代アルバイト男性は、これまでに客1人、従業員4人の感染が報告されている県内飲食店の利用客で、同店関連の感染判明は計6人となった。所沢市の20代アルバイト女性は、都内の接待を伴う飲食店の従業員。同市の40代アルバイト女性は県内にある接待を伴う飲食店に勤務している。

 さいたま市によると、感染が判明したのは30、40、60代の男性3人。60代男性は27日、初めて病院を受診して症状が悪化し、別の病院に救急搬送され入院した。重症という。40代男性は職場に感染者がいたと聞き、短い会話をしたため自身で検査を受けたところ、陽性が判明した。30代男性は父親が既に感染していた。

 川口市によると、新たに感染が判明したのは10~70代の男女11人。うち2人はナイジェリア人とトルコ人。感染経路などを調べている。

 川越市によると、新たに感染が判明したのは、30代の会社員女性と60代のパート女性の2人。うち60代女性は同居家族1人が既に陽性と判明していた。

 越谷市によると、新たに感染が判明したのは、市内に住む20代の大学生男性と20代の会社員女性、松伏町に住む40代の会社員男性の3人。

ツイート シェア シェア