暴力団幹部の男逮捕 違法賭博店からみかじめ料取った疑い、防犯カメラにやりとり映り発覚/県警
2020/08/29/00:00
川口市西川口の違法カジノ賭博店「Circus(サーカス)」が摘発された事件で、県警捜査4課と蕨署、川口署は28日までに、店からみかじめ料を取っていたとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、戸田市喜沢1丁目、指定暴力団住吉会傘下組織幹部の無職の男(58)を逮捕し、さいたま地検に送致した。
逮捕容疑は5月25日ごろ、同店の売上金を管理する男性から、違法営業で得た犯罪収益の一部である数十万円をみかじめ料として徴収した疑い。同課によると、店舗付近の防犯カメラに、男と男性のやりとりが映っていたことなどから、今回の犯行が発覚した。
男は「みかじめ料として毎月現金を受け取っていた」と容疑を認めている。県警は6月、トランプを利用した「バカラ」と呼ばれる賭博を行い違法な収益を得るなどしたとして、同店を摘発。これまでに賭博場開帳等図利などの疑いで、同店の従業員と客の男女計24人を逮捕している。