埼玉新聞

 

相手の好意を利用した…女子生徒にわいせつ行為、26歳高校教諭を免職 埼玉県教委、自動車事故の教諭は戒告

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

    埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

  • 【役所】埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県教育委員会は1日、女子生徒にわいせつ行為をしたとして、西部地区の県立高校の男性教諭(26)を免職の懲戒処分にした。男性教諭は10月16日に県青少年健全育成条例違反の容疑で狭山署に逮捕、同26日付で同違反で略式起訴されている。

 県立学校人事課によると、男性教諭は昨年度まで勤務していた前任校で、校外学習の引率で知り合った女子生徒と連絡先を交換。4月30日に女子生徒を自宅に招き胸を触る、キスをするなどのわいせつな行為をした。女子生徒の友人が2人の関係について学校に相談し、校長が7月に同署に通報した。

 男性教諭は「相手の好意を利用して自分の欲求を満たそうとした。多くの方に迷惑をかけ申し訳ない」などと話しているという。

 県教委はまた、10月に自動車で退勤中に60代男性の運転する自転車に衝突し、男性に外傷性くも膜下出血などの傷害を負わせたとして、今月1日付で西部地区の県立高校の男性教諭(62)を戒告の懲戒処分にした。

 同日の定例会で県教委は、懲戒処分の基準の一部改正に関する議案を原案どおり可決した。昨年4月施行の「教員による児童生徒性暴力防止法」などを踏まえた改正で、児童生徒性暴力の標準例を追加などを行った。

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