<新型コロナ>70代女性が死亡 56人感染…東部では当面閉鎖する学校も 県「陽性の家族間の接触多い」
2020/08/30/00:00
県などは29日、新型コロナウイルス感染者を新たに56人確認し、県外居住の70代女性が県内の入院先で死亡したと発表した。女性には基礎疾患があったという。新規感染者の内訳は県発表が42人、さいたま市5人、川口市5人、越谷市3人、川越市1人。
これまでに確認された感染者は3862人(チャーター便帰国者含む)、死者は89人(29日午後7時現在)。
28日午後9時時点での重症者は13人、感染者の入院は342人、ホテル療養91人、自宅療養84人。退院・療養終了は3145人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~80代の男女29人。大学生を含め10代以下の感染者が10人で、うち6人が県内の小中高校に通う学生で、2人が未就学児だった。県の担当者は「陽性の家族間の接触が多い」とみている。
また、県教育委員会は28日に東部地区の県立学校2校でそれぞれ子ども1人が感染したと発表。1校では濃厚接触者の子ども39人が在籍する学級を31日から当面の間、学級閉鎖する。もう1校では子ども62人が濃厚接触者で、同日から当面学校を閉鎖するという。
さいたま市によると、感染が判明したのは市内在住の10~50代の男女5人。大学生の10代女性は同居家族に陽性者が確認されていた。
川口市によると、都内勤務の男性会社員1人を含む20~60代の男女5人の感染が確認された。
越谷市によると、10代の男子児童2人と、30代の男性会社員の3人の陽性が判明。児童2人はいずれも無症状という。
川越市によると、感染が判明したのは、市内居住で都内勤務の20代の女性会社員。県内の宿泊施設で療養し、状態は安定している。