小学校に“スケボー場”整備 さいたま市、緑区の小学校プールの利活用で 高架下はさらなる整備進める
2023/12/03/11:03
埼玉県さいたま市はスケートボードやBMX、インラインスケートなどアーバンスポーツを楽しめる場所を市内2カ所に整備する。2カ所は市立野田小学校のプールと新見沼大橋スポーツ広場(いずれも緑区)。初心者や親子連れらを対象に生涯スポーツの振興を図る。2023年度一般会計補正予算案に関連事業費約657万円を計上し、開会中の市議会12月定例会に提出した。
市スポーツ政策室によると、野田小のプールは25メートルで面積約325平方メートル。民間プールの活用により利用されておらず、利活用の一環として整備される。底面に下りられるスロープを設け、事故対応や侵入防止のため、常駐者を置く予定。来年3月に開設する。
スポーツ広場は新見沼大橋有料道路の高架下にあり、バスケットコートやドッグランのほか、中上級者向けのスケートパーク場などが整備されている。今回は約680平方メートルの区画で、来年2~7月に測量、設計を実施する。
市のアーバンスポーツ関連イベントで、市民から体験できる場所の整備を求める声が出ていたという。同室は「裾野を広げ、幅広く体験をしてもらえるようにしていきたい」として、今後も適切な場所に整備する方針。