埼玉新聞

 

グランエミオ所沢、2日に全面開業 所沢駅直結の商業施設、新エリアにTSUTAYAなど49店舗出店

  • 新設エリアに整備された吹き抜け空間「セントラルプラザ」。写真下奥に新改札が設置された=1日午前、グランエミオ所沢

 所沢市の西武線所沢駅に整備が進められていた駅直結の商業施設「グランエミオ所沢」が完成し、2日に全面開業する。総店舗数は126になり、開業に合わせて駅南側に新しい改札口が設置される。

 同施設は西武線の線路上空に地上3階建て、駅東口には地上5階建て(店舗1~4階、駐車場4、5、屋上階)の建物が整備された。2018年3月に開業し、今回の第2期開業へ向けて整備が進められていた。総事業費は約268億円。

 新しいエリアのテナントには地域最大級の在庫冊数18万冊の「TSUTAYA BOOKSTORE」をはじめ、飲食、アパレル、雑貨など49店舗が出店。第1期の77店舗と合わせて店舗面積は約1万8500平方メートルとなる。

 駅南側の新改札内には真下を行き交う西武線の列車を眺めることができる屋外デッキが設置されるほか、おむつ替えコーナーやパウダールームを備えた待合スペース「とことこひろば」が新設される。

 また既存改札と新改札をつなぐ南北通路や東西自由通路、改札階と商業施設階をつなぐ吹き抜け空間によって駅全体の回遊性を高める作りとなっている。災害時には、自由通路などに帰宅困難者約1200人が滞留でき、敷地内には災害時に利用可能なマンホールトイレや防災備蓄所を設置している。

 西武鉄道は「新しい跨(こ)線橋や改札ができることで改札内のお客さまの流れが分散し、より快適に駅をご利用いただける」としている。

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