<新型コロナ>40人感染、中学生と高校生の兄弟も…臨時休校 県北の飲食店、県西の接待飲食店でも広がる
県などは2日、新型コロナウイルス感染者を新たに40人確認したと発表した。県内の感染者は4千人を超えた。感染者の内訳は県発表が30人、さいたま市8人、川越市1人、川口市1人。
これまでに確認された感染者は4013人(チャーター便帰国者含む)、死者は90人(2日午後6時現在)。
同日午後9時時点の重症者は11人、感染者の入院は303人、ホテル療養104人、自宅療養95人。退院・療養終了は3381人。
県管轄で詳細が判明したのは20~70代の男女21人。本庄市の自営業と無職の70代男性2人は、これまでに従業員ら3人の感染が確認されている県北部の飲食店の客だった。
1日午後判明分では朝霞市の40代アルバイト女性と同居家族で10代学生の男女3人が感染し、これまでに確認されていた1人と合わせ6人家族のうち5人の感染が確認された。これまでに客と従業員6人が感染している県西部の接待を伴う飲食店を客として訪れた狭山市の30代自営業男性が感染した。
また、県感染症対策課は8月20日と同29日に発表した陽性者がそれぞれ19日、28日に発表した陽性者と重複していたとして訂正した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~40代の男女8人。市立中学校の男子生徒と県外の私立高校の男子生徒の兄弟は、既に父親の感染が判明していた。市教委は男子生徒の通う中学校について、3日を臨時休校とした。30代女性会社員は8月27日、接触確認アプリ「COCOA」で同19日に陽性者と接触したと通知を受けて、市保健所に相談した。同アプリによる感染確認は市保健所で初めて。20代男性は陸上自衛隊大宮駐屯地に勤務する隊員。
川口市によると、新たに感染が判明したのは都内に勤務する30代男性。容体は安定している。
川越市によると、新たに感染が判明したのは県内に勤務する医療従事者の30代男性。感染経路は不明で容体は安定している。