<新型コロナ>感染しないか不安…埼玉の公立学校で274人欠席 教員が学習支援 再開から1日も登校なし
2020/09/03/00:00
県教育局は2日、5月下旬~6月の通常登校再開から7月31日までの間、感染不安を理由に一日も登校できなかった児童生徒がさいたま市を除く公立小中高校と特別支援学校で232人いたと発表した。新型コロナウイルス感染症対策特別委員会で明らかにした。
さいたま市の市立学校では6月15日から8月17日まで継続して欠席していた児童生徒は42人。県全体で少なくとも計274人が感染不安により一日も登校していなかったとみられている。
文部科学省の指針で感染不安による欠席は、合理的な理由があると校長が判断した場合、欠席ではなく出席停止となる。県教育局によると、県内でもほとんどの場合が出席停止扱いにされているとみられるという。
また、同局は9月1日に通常登校に関するガイドラインを更新し、感染不安で登校を控える子どもにも学習の機会を保障するよう県立学校に指示。各学校では教員が電話や訪問により子どもの様子を確認し、プリントなどで学習進度を確認しているという。