<新型コロナ>検温・消毒・マスクする飲食店でクラスター さいたまの小学生女児も感染、臨時休校に
県などは3日、新型コロナウイルス感染者を新たに42人確認したと発表した。感染者の内訳は県発表が28人、さいたま市5人、川口市3人、川越市2人、越谷市4人。
これまでに確認された感染者は4055人(チャーター便帰国者含む)、死者は90人(3日午後6時現在)。
2日午後9時時点の重症者は11人、感染者の入院は303人、ホテル療養104人、自宅療養95人。退院・療養終了は3381人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは県内老人福祉施設に勤める深谷市の40代女性ら20~80代の男女17人。本庄市の70代無職男性ら2人はクラスター(感染者集団)が発生している県北部の酒類を提供する飲食店の客で、同店での感染は7人となった。同店では客の入店時に検温と消毒を行い、従業員はマスクを着用していた。
2日午後判明分は、8月30日に感染が判明した自衛隊員の同居家族で和光市の20代無職男性らだった。
県教育局はこれまでに8人の生徒の感染が判明している県立春日部東高校で、残りの濃厚接触者55人は全員陰性だったと発表した。
東武鉄道は宮代町の東武スカイツリーライン姫宮駅で窓口や案内業務を行う50代男性社員の感染が2日に判明したと発表した。男性はマスクを着用して業務を行っており、利用客や他の社員の濃厚接触者はいないという。
さいたま市によると、新たに感染が判明したのは、市内に住む20~50代の男女5人。40代女性は県庁の県労働委員会事務局職員で、本庁舎での感染確認は初めて。会社員の40代男性は職場で陽性者が確認されていた。
同市教育委員会は市立小学校に通う10歳未満の女子児童の感染を確認したと発表した。女子児童の通う小学校は4日を臨時休校にする。
川口市によると、新たに感染が判明したのは20代の男女2人と70代の女性1人。感染経路などを調べている。
川越市によると、新たに感染が判明したのは市内在住のいずれも会社員で都内勤務の男女2人。感染経路はともに不明で状態は安定している。
越谷市によると、感染が判明したのは20~50代の男女4人。いずれも軽症という。