さいたま市、大宮駅西口の工事など入札手続き中止に 建設工事29件で積算ミス、設計内容を見直し再発注
2020/09/05/00:00
さいたま市は4日、市発注の建設工事29件で設計金額の積算ミスが見つかり、全ての入札手続きを中止すると発表した。29件とも再び入札を行い、設計内容を見直して工事を再発注するという。
中止にしたのは東岩槻第2排水区下水道工事などの一般競争入札14件と、大宮駅西口第四地区管路等撤去工事などの指名競争入札15件。
市契約管理部契約課によると、「土木工事積算システム」に設定する単価(構造物取り壊し工)について、単価の決定する際に物価資料2冊の平均としているが、片方の単価を誤入力していた。単価は年4回(1、4、7、10月)改定され、7月の単価を4月の単価に間違えたという。7月改定単価の決定方法について問い合わせがあり、単価の設定方法が異なることが判明した。
技術管理課によると、29件の大部分は維持管理工事という。
契約課では再発防止策として「新たにチェックリストを作成してダブルチェックを徹底し、確認体制の見直しを行っていく」としている。