埼玉新聞

 

マンホールのふた、庭のオブジェにいかが 役割を終えた6枚、川島町が1枚2千円で販売

  • 販売する2種類のマンホールのふた=川島町平沼の水道企業庁舎

 川島町は、古くなって役割を終えたマンホール6枚を一般販売する。これまでは耐用年数を超え、強度が落ちたマンホールは、新しいものと交換後、処分していた。今回、大切なライフラインである「下水道」を「もっと身近に知ってもらうきっかけになれば」と初めて企画した。

 販売の6枚は1983~91年に製造された。1枚は町の花「ハナショウブ」を描いたもので、5枚は六角形の網目模様。いずれも直径60センチ、重さ40キロ。同町は年間数十カ所で、マンホールの入れ替え工事を行い、新しい分と交換し、処分している。

 今回は今年2月に交換したもので、1枚2千円で販売する。町上下水道課の山木真司さんは「初の試みで、マンホールにはひびや傷もあるが、鋳物の重量感と味わいがあり、庭のオブジェにいかがですか」とPR。

 申し込み多数の場合は抽選で購入者を決める。申込期間は今月11日まで。詳細は町のホームページを参照。

 問い合わせは、川島町上下水道課(電話049・297・1818)へ。

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