埼玉新聞

 

待機児童、さいたまが全国で最多 駅周辺の住宅建設や共働き世帯の増加、保育施設の整備も追い付けず

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 厚生労働省は4日、希望しても認可保育所などに入れない待機児童が、今年4月1日時点で昨年より4333人少ない1万2439人だったと発表した。調査を始めた1994年以降で最少。政府は待機児童を2020年度末までにゼロにするとの目標を掲げるが、加藤勝信厚生労働相は4日の記者会見で「なかなか厳しい状況にある」と述べ、20年度中の達成を事実上断念し、先送りする方針を明らかにした。市区町村別で待機児童が最も多かったのは、さいたま市で387人だった。

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