<高校サッカー>全国切符懸け、1次予選が開幕 春日部、13得点圧勝 浦和北、草加南は競り勝つ
2020/09/07/00:00
(1次予選第1日、6日・富士見高校ほか=埼玉新聞社など後援)
全国切符を懸けた戦いが開幕。各組の1回戦29試合を行い、K組の浦和北は川口市立に2―1で競り勝った。S組の富士見は狭山工に4―1で快勝。H組の春日部は、岩槻商に13得点で圧勝した。V組の越谷南は5―2で熊谷農に勝利し、B組の草加南は、昨年決勝トーナメントに進出している草加を1―0で破った。
大会は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、原則無観客で実施。各組の2回戦は13日に行われる。
■入念に準備、不安なし/富士見
4得点を奪ったS組の富士見が、快勝で初戦を突破した。前半20分、右FKのチャンスから「この1週間入念に準備していた」と言うように、DF和田が頭で合わせて先制ゴール。その後も1点を加え、前半から主導権をがっちり握った。
後半は狭山工に1点を返され2―1とされたものの、主将の飯竹がゴール前で個人技から試合を決定付ける3点目。4点目となるPKも決め、この日2得点の飯竹は「いい準備をしていたので不安なく試合に臨めた。次も勝つ自信はある」と、手応えを口にした。
■2年生主体で接戦制す/浦和北
昨年の決勝トーナメント進出校が顔を合わせたK組の一戦は、浦和北が川口市立に競り勝った。
前半33分、右サイドからのグラウンダーのクロスをFW大森が合わせて先制した。後半12分には混戦を押し込まれて追い付かれたが、2分後にMF小野田が右クロスを「得意ではない」と話す頭で決め勝ち越しに成功。これが決勝ゴールとなった。多くの3年生が引退し、2年生主体のチームで臨んでいる。5人残った3年生の一人で主将の木村は、「とてもいいチームになった」と一丸で戦うつもりだ。