<新型コロナ>専用医療施設を設置へ 県議会で提案 インフル流行などコロナ以外の医療確保へ備える
2020/09/11/00:00
新型コロナウイルス対策として、県が時限的な専用医療施設を設置する方針を固めたことが10日、分かった。設置費用など補正予算案を24日開会予定の県議会9月定例会に提案する。国は都道府県別の患者推計を公表しており、県内のピーク時の入院患者数を1073人としている。県は推計に基づき「感染ピーク期」には1400床の病床が必要と見込んでいる。現在は「拡大期」として1千床体制(974床)を取っており、9日時点で211人が入院している。
時限的な専用医療施設は、今後のインフルエンザ流行期への備えや新型コロナウイルス感染以外の医療を確保するため、仮設の建物を想定し、設置を検討しているという。設置に当たっては県南部で感染者が多いことなど、感染状況の地域差も配慮される。