埼玉新聞

 

医師即死…母他界しショックの息子発砲「殺意ない」 事前に「強い弾が発射できるか」と銃砲店に確認、明らかに殺意あり息子に無期懲役 発砲直前まで母の介護をねぎらった医師、撃たれ心臓破裂

  • 緊張が張り詰めた現場付近で警備に当たる警察官ら=2022年1月28日未明、ふじみ野市大井武蔵野

    緊張が張り詰めた現場付近で警備に当たる警察官ら=2022年1月28日未明、ふじみ野市大井武蔵野

  • 緊張が張り詰めた現場付近で警備に当たる警察官ら=2022年1月28日未明、ふじみ野市大井武蔵野

 ふじみ野市の住宅で昨年1月、医師=当時(44)=が散弾銃で射殺されるなど訪問していた医療関係者3人が死傷した立てこもり事件で、殺人や殺人未遂の罪などに問われた、住民の無職渡辺宏被告(68)の裁判員裁判の判決公判が12日、さいたま地裁で開かれた。小池健治裁判長は発砲の際に殺意があったことを認定した上で、「強固な殺意に基づく冷酷な犯行」として検察側の求刑通り、無期懲役を言い渡した。

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