女性に性的暴行、自宅で妻がいない隙に 容疑で施設代表理事の夫逮捕…閉鎖 妻は施設長「同意あるかと」
2020/09/15/00:00
運営する障害者施設の入所者女性2人にたたくなどの暴行を加えたとして代表理事の男が逮捕された事件で、県警捜査1課と久喜署の合同捜査班は14日、うち1人に性的暴行をしたとして、準強制性交の疑いで、久喜市南4丁目の障害者グループホーム「にゃわんはうす」代表理事の男(54)=幸手市緑台1丁目、暴行罪で起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は7月8日正午すぎ、幸手市の自宅1階リビングで、施設入所者の20代女性の体を触るなど性的な暴行を加えた疑い。
同課によると、男は今年6月ごろから、被害者の女性を自宅に宿泊させて面倒を見ることがあったという。施設長を務める妻と2人暮らしだが、当時は女性と2人だけだった。
施設は知的・精神障害者が対象で、当時は10~50代の女性4人が入所していた。現在は閉鎖されている。
県警は8月6日、20代女性に対する暴行容疑で男を逮捕。9月3日には別の10代女性への暴行容疑で再逮捕していた。取り調べや押収した証拠品の解析などから、性的暴行の犯行を特定した。
男は「同意があると思った」「気持ちを抑えきれずにやった」などと供述しているという。